個別銘柄

アズーム(3496)について本気出して考えてみた

先日、アズームについて銘柄分析記事を投稿したのですが、そこまで深くは調べれていませんでした。
次回の決算発表日(11月9日)が近づいてきているので、アズームが一体どれだけのポテンシャルを秘めているのか、再度分析してみて長期保有に値するのか検討してみます。

アズーム(3496) 銘柄分析-2020年3Q決算

それでは本編へGo!!

事業について

メイン事業

アズームは何といっても駐車場のサブリース事業がメインになりますので、そこを中心に掘り下げていきます。

なぜアズームに駐車場を貸すのか?

オフィスビル・商業施設・マンションを建設する際、法律により駐車場を設置する義務がある。しかし、入居者やオフィス利用者が全員車を所持しているわけでもなく、近年の車離れにより駐車場に空きが生じてしまう。駐車場の利用者がいなければ駐車場収益はなく、逆に税金だけ払い続けなければならない。

そこでアズームが相場よりは安い価格ではあるものの月額形式で駐車場を借り上げるサービスを開始。
空き駐車場を腐らせておくよりは、安定収益源を得れるメリットの方が大きいアズームに駐車場を貸すオーナーが増えている。

なぜアズームから駐車場借りるのか?

需要が高そうな場所を中心に駐車場を借り入れることで、駐車場に空きを生まないことを一つの戦略に挙げている。
また、「Car Parking」という月極駐車場検索サイトの運営をしており、このサイトには空き駐車場が掲載されており、駐車場を借りたい人がこのサイトで検索し、適した駐車場が見つかれば月額料金を支払い駐車場を利用開始できる。

売上高について

売上高実績

駐車場サブリース事業(売り上げ全体の85%近くを占める事業)

QonQで安定して売上成長している実績がある。
2020年4Qはまだ未発表だが、通期業績予想を達成するためには、おおよそこれぐらいは必要かな?という値を入力してます。
規模が大きくなるにつれ、QonQ成長率は緩やかになっていますが、直近でもQonQで6.9%成長できています。

駐車場受託台数とサブリース推移


こちらは、アズームが駐車場オーナーから駐車場を受託した台数とサブリースした台数の推移です。
2020年4Qはまだ未発表だが、通期業績予想を達成するためには、おおよそこれぐらいは必要かな?という値を入力してます。
この受託台数の伸びと受託した駐車場をどれだけサブリース出来たか(稼働率)が売上高業績に直結します。稼働率が落ちれば、収益における原価比率が増え、営業益が減ります。
受託してから、サブリースするまで一定の期間は必要なため、稼働率が100%になることは現実的にありません。
それでも直近の稼働率は90%以上の高水準を維持できていることが実績から分かります。
これは、駐車場オーナーから駐車場を受託する際も、需要が高そうな駐車場を優先して受託していることが高い稼働率の維持に繋がっています。

今後売上は伸びるのか?


附置義務駐車場市場だけ切り抜いても市場規模は310万台あり、アズームが現時点で運用している駐車場は1万台程度。
市場規模からいっても伸びしろは十分にある。また、国内駐車場市場は年々成長市場である。

財務について

原価


事業全体の売上高に対しての原価比率をグラフにした。
駐車場サブリースの原価は、駐車場オーナーに支払う代金
正確には他の事業の原価も見る必要があるが、85%近くがサブリース事業なので、この土地代を念頭に置いておけば、今後おおよその予測は立てられる。
上場してまだ経過年数が浅いので正確な比率は難しいが、土地代が変更されない限り、おおよそ60%ぐらいでほぼ固定比率と見てよいだろう。

販管費

販管費には色々あるが、
アズームについて確実に分かる人件費について分析してみた。
従業員の平均年収は409万円、従業員数の推移は、
2018年 : 75人
2019年 : 132人
2020年 : 135人
2019年~2020年にかけての増員はほぼ無い。
従業員数に変動は無いが、売上高は堅調に伸びており販管費比率が減少している傾向にある。
業務のシステム化が順調に進んでいて仕事が効率的に回せる状態にあることが読み取れる。
このまま、販管費が固定状態で粗利が成長すればそれがそのまま営業益の伸びにつながる。
アズームは中期経営計画に2023年営業利益率14%の目標を立てている。
直近2020年3Qの営業利益率11.7%まで伸びており、原価率60%という厳しい市場の中でも営業利益率14%という目標はこの調子で成長していけば十分に達成可能に見える。

将来について

これまでの内容を振り返った上でアズームの3年先の業績を予測してみる。

アズームの純利益は営業利益のおよそ60%
2022年の予想純利益は
2022年予想純利益
= 営業利益 × 0.6
= 9億円 × 0.6
= 5億4千万円

予想純利益を元に、PER毎に時価総額を想定してみた。
PER50倍まで許容されるのであれば、2年後に時価総額270億円になる計算。
現時点での時価総額が92.8億円なので、想定通りに成長してくれれば2年後には株価は2.9倍まで上昇余地がある。

振り返り

私はアズームを現在保有しており、次の決算を跨ぐか判断に迷っていた。
結局は決算の業績次第なのだが、戦略もしっかりしているし実績ベースから考えてもこれらの想定シナリオから大きく外れることは無いかなと思う。
11月9日に2020年4Qの決算及び2021年の業績見通しが発表される。
まだまだ分析能力は未熟だが、ここまで分析して銘柄を保有するのは初めてなので今までの決算以上に楽しみである。

ご注意

当ブログに記載されている内容は、あくまで個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また、情報の正確性・有効性についても保証致しかねません。
当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねます。株式売買は自己責任に基づいてご判断下さい。

-個別銘柄

© 2020 投資で少し楽に生きてみよう Powered by AFFINGER5